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英文法ドリル

動詞と前置詞の組み合わせ 練習問題25問(即時採点つき)

目的語を直接置ける動詞(discuss・enter・marry)は前置詞が要らず、置けない動詞(listen・wait・depend)は前置詞の穴をあけます。その穴に何が入るかは日本語の「を・に」では決まりません。listen to の to、depend on の on は、動詞がセットで宣言している語です。下の25問で、入れるべき前置詞を落としてしまうミスと、ないのに余分に入れてしまうミスの両方を、まとめて見せます。

著者: Raheel Ashraf読了の目安:約17分

無料の練習: 英語 Grammar 練習問題|無料・解答と解説つき

判定は2段階です。まず「この動詞は目的語を直接取れるか」を確かめます。discuss the problem の discuss は取れるので前置詞は不要、listen は取れないので listen to music のように to の穴が必要です。第二段階は「その動詞がどの前置詞を宣言しているか」で、これはもう意味の類似ではなく語彙の問題です。wait for(ために待つ)、depend on(それが土台=on)、listen to(耳を向ける方向=to)と、英語側の理屈を1回つけてしまえば定着します。日本語の「を・に」は動詞の意味で毎回変わり、英語の前置詞は動詞の語で決まる——この「決定権の違い」が最大の原因です。

下の25問は、高頻出の定型(基礎7問)、間違えやすい前置詞同士の比べ(標準10問)、ビジネス・書き言葉で使う連語(実践8問)の3段階です。各問は即時採点で、解説には「なぜその前置詞か(またはなぜ前置詞が要らないか)」と、日本語のどの助詞から移ってきたミスなのかを毎回日本語で書いています。

動詞と前置詞の組み合わせ クイズ 25問

問題は全25問から10問ずつ出題されます。1回分を終えると続きに進めます。すべての問題と解答は下にも載っています。

1 / 10

基礎(高頻出の定型)

I listen ___ the radio every morning.

全問題・解答・解説クイズ後に開いて確認できます。
  1. 1. I listen ___ the radio every morning.

    • to
    • for
    • nothing (前置詞は不要)

    正解: to · listen は目的語を直接取れない動詞なので、the radio の前に to の穴が必要です。「ラジオを聴く」の「を」に対応する語が to であるだけなので、日英の助詞対応だと思わないことが先です。

  2. 2. We're waiting ___ the bus.

    • to
    • for
    • on

    正解: for · wait for「〜を(来るのを)待つ」。for は「そのために」の世界で、バスが来るのをその場で待っている感覚です。listen との区別も大事で、listen to(耳をその方向へ向ける)と wait for(到来に備える)は向き違いの語感です。

  3. 3. The result depends ___ the weather.

    • in
    • on
    • at

    正解: on · depend on「〜次第・〜を土台に立っている」。on は接触・支持の前置詞で、結果が天気という地面の上に載っている映像です。日本語では「結果は天気『に』依存する」なので in や at に見えてしまうのが、この穴の罠です。

  4. 4. Do you agree ___ me?

    • with
    • to
    • on

    正解: with · 人との合意は agree with。agree to+案・提案(I agree to the plan)、agree on+双方で決める点(We agreed on a date)と続きます。前置詞が変わると「誰と・何に・どこで合意」の論理が入れ替わる好例です。

  5. 5. We arrived ___ the station at 8.

    • in
    • at
    • nothing (前置詞は不要)

    正解: at · arrive は自動詞なので、場所を続けるには前置詞が要ります(arrive the station は不可)。到達点が小さな場所(駅・空港)なら at、都市・国なら in です。日本語の「駅に着く」には既に助詞があるので、英語側に穴があること自体に気づかず nothing を選びやすいのが、この問題の落とし穴です。

  6. 6. They left ___ Kyoto on Monday.

    • to
    • at
    • for

    正解: for · leave for〜=「〜に向けて発つ」。行先は for です。京都「へ」発つ、なので to にしたくなりますが、to は move / go / travel の向かう先で使う語で、leave は「出発して〜の方へ向かう」なので for を使います。

  7. 7. I'm looking ___ my keys. Have you seen them?

    • at
    • after
    • for

    正解: for · look for=「探す」、look at=「見る」、look after=「世話をする」。同じ look でも前置詞(副詞)で意味が入れ替わる連語の代表です。「探し物」という文脈を拾って for を選べれば合格です。

  8. 8. He apologized ___ being late.

    • of
    • for
    • to

    正解: for · apologize for+事象(動名詞も可)が基本で、相手に詫びる場合は apologize to person for thing の形です。遅刻は「詫びる事由」なので for。to は「人」の前に来る語と覚えておくと混ざりません。

  9. 9. This umbrella belongs ___ my sister.

    • with
    • to
    • for

    正解: to · belong to=「〜の所有物である」。日本語では「姉のものだ」と言うのが普通なので、belong の後ろの前置詞が思い浮かびにくく、「〜と一緒にある」の with を選んでしまいがちです。所有の矢印は持ち主に向かう to です。This umbrella is my sister's. と書き換えても同じ意味になります。

  10. 10. Let's discuss ___ the budget.

    • about
    • nothing (前置詞は不要)
    • of

    正解: nothing (前置詞は不要) · discuss は他動詞なので、discuss the budget の形で十分です。「予算について議論する」の「について」を引きずって about を余分に入れるのは、日本語話者に特に多いミスです。explain も同じで、explain the problem で完結します(× explain about the problem)。なお名詞の discussion なら a discussion about the budget と about を使えます。

  11. 11. Can I pay ___ credit card?

    • by
    • on
    • at

    正解: by · 支払いの方法を表すときは by+無冠詞の名詞(by credit card / by bank transfer)。冠詞を付けて with a credit card と言うのも同じくらい標準的です(選択肢にはありません)。現金は in cash が一般的です。日本語ではどれも「〜で払う」ですが、英語は名詞によって by / with / in が変わるので、支払い方法ごとにかたまりで覚えてください。

  12. 12. I'm interested ___ Japanese history.

    • on
    • in
    • at

    正解: in · interested in は「その関心の内側にいる」イメージで in。日本語の「歴史『に』興味がある」の「に」と in がたまたま対応するので覚えやすい連語です。ただ、この一致を一般化して「に=in」と推測すると失敗します(depend on / agree with / listen to は、日本語ではどれも「に」や「を」なのに前置詞はバラバラです)。

  13. 13. She's married ___ a doctor.

    • with
    • to
    • for

    正解: to · be married to person。日本語の「医者『と』結婚した」をそのまま with に写したくなるのが定番ミスの道筋です。英語は結婚を「相手という方向へ向いた状態」と捉えるので to。人と関わる語の前置詞は、meet も含めて動詞ごとに毎回違う、と整理しましょう。

  14. 14. The teacher is responsible ___ the students' safety.

    • of
    • for
    • to

    正解: for · be responsible for+事柄「〜を担当する・責任を持つ」。of を選んでしまうのは in charge of(〜を担当する)と混ざっているからで、of を使うのは所有の a sense of responsibility 側です。責任「の」範囲ではなく対象なので for が正しい方向性です。

  15. 15. I haven't heard ___ my cousin for years.

    • of
    • from
    • about

    正解: from · hear from person=「(人から)連絡をもらう・便りがある」。hear of=「その存在を耳にする」、hear about=「その事柄について聞く」。「従兄弟のことを聞いていない」という日本語から of や about を選ぶと、「従兄弟の存在を知らない」「従兄弟の話を聞いていない」という別の意味になります。連絡が来ていないという意味なら from です。

  16. 16. I can't concentrate ___ my work with all this noise.

    • in
    • to
    • on

    正解: on · concentrate on=「意識をその上に集中する」。on は「接触して載る」なので、注意力が仕事の上に載っている形です。「仕事『に』集中する」の「に」に引っ張られて in を選ぶ人が多いため、in が「内側」、on が「上に乗る」の物理イメージで固定しましょう。

  17. 17. He insists ___ paying his own way.

    • on
    • to
    • for

    正解: on · insist on+動名詞「〜にこだわって主張する」。日本語の「こだわる」の「に」に引かれて to や for を選びたくなりますが、事柄の上に足を置いて譲らないイメージで on です。後ろは名詞か動名詞(insist on paying)で、insist to pay とは言いません。

  18. 18. She's not used ___ on her own.

    • to living
    • to live
    • live

    正解: to living · be used to=「〜に慣れている」で、この to は不定詞の to ではなく前置詞の to。だから後ろは動名詞 living です。一方、used to+動詞原形(I used to live there「昔は住んでいた」)は全くの別物で、意味の違いが形を分けます。

  19. 19. He succeeded ___ passing the exam.

    • at
    • in
    • on

    正解: in · succeed in+動名詞「〜して成功する」。日本語「試験『に』合格した」の「に」から at を選びたくなりますが、成功は「その事柄という範囲の中の出来事」なので in。なお「〜が得意」は be good at で、succeed in とは別の連語として覚えましょう。

  20. 20. I look forward ___ you next week.

    • to see
    • see
    • to seeing

    正解: to seeing · look forward to の to は不定詞の to ではなく前置詞なので、後ろには名詞か動名詞が来ます。だから to seeing が正解で、to see は誤りです。「to の後は動詞の原形」という中学で覚えた形が強く働くため、メールの結びで I look forward to hear from you. と書いてしまう例がよく見られます。

  21. 21. He asked me ___ show him the castle.

    • for
    • that
    • to

    正解: to · ask の依頼は ask someone to+動詞原形。for は名詞を従えるときだけで、ask someone for money(お金を頼む)と ask someone to help(動作を頼む)の分岐です。日本語の「案内を頼んだ」から ask for を連想して ask me for show としてしまうのが典型的なミスです。後ろが動詞なら to、名詞なら for と分けてください。

  22. 22. This rule doesn't apply ___ visitors.

    • for
    • with
    • to

    正解: to · apply to=「〜に適用される」。apply for=「〜を申請する(仕事・許可)」。一見同じ apply でも方向が真逆で、規則から対象への矢印が to、申請者から目的への要求の矢印が for です。混ざると「訪問者を申請する」のような英文になってしまいます。

  23. 23. The meeting was put ___ until Friday.

    • off
    • out
    • down

    正解: off · put off=「延期する」。put out は「消す・取り出す」、put down は「置く・鎮圧する」。句動詞は動詞より後ろの語が意味の核なので、put 一つで無数に分岐します。put it off の形で代名詞が真ん中に入る点も、実践では頻出です。

  24. 24. I'd like to thank you ___ all your help.

    • of
    • for
    • to

    正解: for · thank someone for something。詫びる apologize for(事由)と同じ for で、「お礼を言う理由」を指します。thanks to〜は「〜のおかげで」という原因表現で別物なので、「ありがとうを伝える」文脈では必ず for の方を選びます。

  25. 25. The school gives priority ___ reading.

    • of
    • to
    • for

    正解: to · give priority to〜=「〜を優先する」。日本語の「読書『を』優先する」の「を」に引きずられて for や of に流れやすい連語です。同じ to を取る語なら belong to・look forward to・apply to と並び、「向きの矢印は to」シリーズでひとまとめにできます。

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先生向けの活用ヒント(英語ページ)

ルールまとめ:前置詞の穴を埋める2段階判定

動詞の後ろに名詞を続けられるか、穴が必要か。その穴に何が入るか。の2段階です。第1段階は文法(自動詞か他動詞か)、第2段階は語彙(動詞が宣言している語)で判断します。

  • 目的語を直接取れる動詞 → 前置詞不要:discuss the problem / enter the room / marry him
  • 直接取れない動詞 → 穴が必要:listen to / wait for / depend on / agree with
  • 人を取るか・事を取るか・方向か:apologize to 人 for 事 / hear from 人 / apply to 対象
  • 同じ名詞でも動詞で変わる:good at math, interested in history, concentrate on work
  • to の後は原形とは限らない:look forward to doing, be used to doing(前置詞の to)
  • セットで覚える単位は「動詞+前置詞」まで:depend on を二語で一つの動詞と扱う

英和辞書の用例を「前置詞ごと」に引き直す人がいますが、逆です。動詞の項目を覗いて、そこに書いてある on / to / for を動詞の一部としてコピーしてください。連語は辞書に書いてある位置にあります。

なぜ日本人は動詞+前置詞で間違えるのか

日本語では、動詞の後ろの助詞は「意味」で毎回計算して決まります。「を」「に」「で」「から」は規則的で、動詞の意味と文の役割(目的・所在・手段)から割り出せます。だから「日本語で何と言うか」から前置詞を逆算しようとすると破綻します。listen to の to は「を」に対応するし、belong to の to は「に」、leave for の for は「へ」に対応する。同じ to が日本語では別々の助詞に散っていくので、対応表は存在しません。

その結果、ミスの方向が正反対に二つ出ます。穴が必要な動詞で前置詞を落とすミス(listen music・depend weather)と、穴がない動詞に前置詞を足すミス(discuss about・enter into the room・repeat again)。どちらも「日本語の助詞がある/ない」で判断している証拠です。判断の基準を日本語の助詞から「動詞ごとの語彙知識」に移すには、正しい連語をかたまりで音読して覚えるのがいちばん確実です。

新しい動詞をノートに書くとき、目的語の穴がある語には listen_to、wait_for のようにアンダーラインで前置詞を貼り付けてください。「単語+前置詞で1語」として覚えると、前置詞を落とすミスに気づきやすくなります。

間違えやすい動詞+前置詞マップ

下の表は、この25問と試験・TOEICで最も混ざりやすい組を並べたものです。「日本語で同じ助詞になるのに英語は違う」組(listen to と agree with)と、「英語の前置詞が同じなのに日本語がバラバラ」組(apply to と belong to)を、往復で対照できるのがポイントです。

  • listen to / wait for / depend on — 穴があるのに落としてしまう3大動詞
  • discuss X / enter X / marry X — 穴がないのに about / into / to を足してしまう3大動詞
  • agree with 人・agree to 案・agree on 決定 — 前置詞だけで論理が変わる
  • apply to 適用 / apply for 申請 — 同じ語、逆方向
  • hear of 存在 / hear about 内容 / hear from 人 — from と of の混線
  • look forward to doing / be used to doing — to の後ろが動名詞になる反則組

効果的な練習方法

1日に9問ずつ3日で25問を一周します。復習では、正解の前置詞を当てるだけでなく「その動詞は目的語を直接取れるか(穴があるか)」を毎回声に出して確認してください。翌日に間違えた問題だけを再挑戦すれば、穴の有無の判定がほぼ固定されます。

仕上げは自分の作文での確認です。PromGeeの無料英文法チェッカーに英文を貼り付けると、listen music・discuss about のような連語の欠け・余りを検出し、解説してくれます。このドリルに出ていない連語は、動詞と前置詞の連語ガイドで扱っています。

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よくある質問

前置詞の選び方はルールで覚えられますか?

第1段階(前置詞が要るか)はルールで、第2段階(何が入るか)は語彙です。自動詞か他動詞かは辞書の品詞表記で確認できますが、listen to の to は原理では決まりません。だから「動詞+前置詞」をまとめて1語として暗記するのが最短で、意味のイメージ(on=上に載る、for=ために)は記憶の補助輪として使います。

「について」はいつも about ですか?

いいえ。about を取るのは talk about〜 / think about〜 など「内容について」の一部で、discuss・explain・mention・describe は他動詞なので about を要りません。「について=about」の一律変換が、日本人が discuss about を生む最大の理由です。

listen to のような動詞と、put off のような句動詞は何が違いますか?

listen to / depend on / look after は「動詞+前置詞」で、前置詞の後ろに必ず目的語が来ます。目的語が代名詞でも listen to it の語順で、listen it to とは言いません。一方 put off / turn on / pick up は「動詞+副詞」の句動詞で、off や on は目的語なしでも使え、代名詞の目的語は間に挟みます(put it off / turn it on)。見分けるには、代名詞を入れて語順を試してみるのが確実です。

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動詞と前置詞の組み合わせ: listen to music; depend on a friend; wait for a bus

参考資料・出典

続きを読む:関連ガイド

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