本文へスキップ

英文法ドリル

a / an / the のつけ忘れ・つけすぎを直す 問題30問(即時採点つき)

a は子音の音の前、an は母音の音の前、the は「相手もどれか分かっている」もの、冠詞なしは総称・抽象名詞・食事・言語名。下の30問でつけ忘れとつけすぎの両方を、日本語解説つきの即時採点で直せます。

著者: Raheel Ashraf読了の目安:約15分

無料の練習: 英語 Grammar 練習問題|無料・解答と解説つき

日本語話者の英文では、I'm student. / I bought new laptop yesterday. のように数えられる名詞が裸のまま出てくる「つけ忘れ」と、I like the music. / The honesty is important. のように一般論に the を足してしまう「つけすぎ」の両方がよく見られます。日本語の「学生です」「パソコンを買った」には、数えられるか・相手がどれか知っているかを示す仕組みがないため、英語で書くときに名詞ごとの判断が抜け落ちるのです。

下の30問は中学レベルの基礎から入試・TOEICレベルのひっかけまで3段階です。各問はクリックした瞬間に採点され、日本語話者がつまずくポイント(hour や university の発音、a と the の違い、無冠詞の場面など)を日本語で解説します。英文を書いた後に読む「ルールまとめ」のセクションもあわせて活用してください。

a / an / the クイズ 30問

基礎(中学レベル)

1.She is ___ teacher.
2.He is ___ engineer at a trading company.
3.___ moon is beautiful tonight.
4.I have ___ uncle in Osaka.
5.My father is ___ office worker.
6.This is ___ book I told you about.
7.___ dogs are loyal animals.
8.I play ___ piano every Sunday.
9.Let's have ___ lunch together.
10.She speaks ___ English fluently.

標準(高校レベル)

11.___ rich are not always happy.
12.He is ___ MBA student.
13.My son goes to ___ school by train.
14.This is ___ best ramen shop in town.
15.We visited ___ Netherlands last spring.
16.I stayed in ___ European country for a month.
17.Please turn off ___ light when you leave the room.
18.___ water boils at 100 degrees Celsius.
19.I need ___ hour to get to the station.
20.He wants to become ___ animator.

応用(入試・TOEICレベル)

21.It was ___ one-day trip to Nara.
22.He was sent to ___ prison for fraud.
23.She is ___ honest person.
24.The consultant charges $300 ___ day.
25.What ___ beautiful view!
26.___ Yamadas are our new neighbors.
27.Studying abroad was ___ unforgettable experience for me.
28.___ breakfast I had at that hotel was amazing.
29.He plays ___ guitar in a jazz band, and his sister plays ___ tennis.
30.I usually listen to ___ radio, but I rarely watch ___ TV.
解答と解説クイズ後に開いて確認できます。
  1. 1. ateacher は t の子音で始まるので a。職業を言うときは、単数なら a / an が必要です。日本語の「彼女は先生です」には冠詞がないため、She is teacher. というつけ忘れが非常に起こりやすい場面です。
  2. 2. anengineer は /e/ の母音で始まるので an。「e で始まるから」ではなく「え(エ)という音だから」です。職業のつけ忘れは日本人の定番ミスなので意識しましょう。
  3. 3. The月は世界に一つしかない=話し手も聞き手もどれか分かるので The。the sun / the earth / the internet も同じ「世界に一つ」ルールです。
  4. 4. anuncle は /ʌ/ の母音で始まるので an。a uncle としないように。日本語では「おじが大阪にいます」で済むので、単数の可算名詞に何かをつける感覚そのものが育ちにくいポイントです。
  5. 5. anoffice は /ɒ/ の母音で始まるので an。綴りより発音が基準です。「an は A・E・I・O・U で始まる単語の前」とだけ覚えると、後半の university や hour で必ずつまずきます。
  6. 6. the「前に話した本」=話し手も聞き手もどの本か分かっているので the。2回目の登場は the という基本ルールです。a は初登場、the は2回目、とイメージすると分かりやすいです。
  7. 7. 冠詞なし「犬というもの一般」を複数形で言うときは冠詞なし。Dogs are loyal.(犬は忠実だ)です。「犬は忠実な動物です」と総称する場面は日本語に無い感覚なので、冠詞なし複数形は覚えておく必要があります。
  8. 8. the楽器を演奏するときは play the piano / play the guitar と the をつけるのが学校英語の基本形です。一方スポーツは play tennis と無冠詞。なお、アメリカ英語の会話では I play piano. と無冠詞で言うことも多く、間違いではありません。a piano は「ピアノを1台」という物の話になるので、演奏の意味では使いません。
  9. 9. 冠詞なしhave breakfast / have lunch / have dinner など食事はふだん冠詞なし。「ランチを食べましょう」のつもりで a lunch とつけすぎる人が多いですが、一般的な食事には無冠詞です。
  10. 10. 冠詞なし言語名(English, Japanese, French)には冠詞をつけません。the English は「英国人」という別の意味になってしまうので注意しましょう。
  11. 11. The形容詞 + the で「〜の人々(全体)」を表します。the rich(金持ちの人々)、the poor、the elderly。この the には必ず複数扱いの動詞が続きます(The rich are〜)。
  12. 12. anMBA は「エム・ビー・エー」と読むので、母音の音で始まるとして an。頭字語は「綴り」ではなく「読み方の最初の音」で決まります(an MBA / a US citizen)。
  13. 13. 冠詞なしgo to school は「通学する」という目的を表すので無冠詞。「学校という建物に行く」のなら the school。日本語の「学校へ行く」にはこの区別がないため、つけすぎ・つけ忘れが両方起こる代表例です。
  14. 14. the最上級(best, fastest, most〜)には基本的に the。その範囲で一つに決まる「一番」だからです。first / last / only / same も同じく the とセットです(ただし my best friend のように所有格がつくと the は不要です)。
  15. 15. the複数形の国名や Kingdom / Republic / States を含む国名には the をつけます(the Netherlands, the Philippines, the United States)。Japan や Brazil など通常の国名は無冠詞です。
  16. 16. aEuropean は「ユーロピーアン」と /j/ の音で始まるので a。綴りは母音 E でも音が子音なら a。「an European」としてしまうのは日本人に多いミスです。
  17. 17. the部屋に一つある電気=話し手も聞き手もどれか分かっているので the。日本語では「電気を消して」と冠詞なしで済む場面ですが、英語では身の回りの共有物に the をつける習慣が必要です。
  18. 18. 冠詞なし「水というもの一般」の性質を述べる総称なので無冠詞。Water boils at 100°C. です。The water にすると「あの(特定の)水」という意味になり、一般論ではなくなります。
  19. 19. anhour の h は発音しないので /aʊ/ の母音の音で始まるとして an。an hour、an honest person(h を発音しない)は、綴りだけで判断すると間違える代表例です。
  20. 20. ananimator は /æ/ の母音で始まるので an。「将来の夢は〜です」という職業にも a / an が必要。日本語の「アニメーターになりたい」には冠詞が無いので、夢を言う場面でも忘れやすいです。
  21. 21. aone は「ワン」と /w/ の音で始まるので a。綴りは母音 O でも音は子音。「母音の綴り=an」という覚え方の破綻ポイントの代表格です。
  22. 22. 冠詞なしbe sent to prison は「刑務所に入る(受刑する)」という目的なので無冠詞。「面会で刑務所という建物に行く」なら the prison。go to school と同じ「施設=目的」の無冠詞ルールです。
  23. 23. anhonest の h は発音しないので an。an honest person、an hour、an heir(相続人)の3つはセットで暗記しましょう。逆に a university / a European / a one-day trip は綴りが母音でも a です。
  24. 24. a「〜につき」を表す率には a / an を使います:$300 a day、twice a week、60 km an hour。the にすると意味が通らなくなるので、TOEICでも頻出の a の用法です。
  25. 25. aWhat + a + 形容詞 + 単数名詞 が感嘆文の形。What a beautiful view!(なんて美しい景色!)。複数や不可算名詞なら冠詞なし:What beautiful flowers! / What terrible weather!
  26. 26. The「山田家の人々」=The Yamadas。家族名の複数形には the がつきます。the Tanakas(田中家)、the Simpsons。日本語では「山田さんち」で済むので、the をつける文化は意識して覚えるしかありません。
  27. 27. anexperience は不可算名詞だと「経験(総体)」、可算名詞だと「具体的な一回の体験」を意味します。unforgettable experience は一回の体験なので an。an experience とする感覚は日本語に無いので引っかかりやすいです。
  28. 28. The食事はふだん無冠詞ですが、that hotel という限定を伴う「特定の食事」には the。「あのホテルの朝食」と分かっているので The breakfast です。無冠詞ルールにも例外の条件があることを確認しましょう。
  29. 29. the / 冠詞なし楽器は play the guitar、スポーツは play tennis と無冠詞。日本語では「ギターを弾く」「テニスをする」でどちらも同じ形なので、この非対称は英語のルールとして覚えておく必要があります。バンドでの担当パートを言うときは He plays guitar in a jazz band. と無冠詞もよく使われますが、スポーツに the をつける the tennis は誤りです。
  30. 30. the / 冠詞なしlisten to the radio は the をつけ、watch TV はつけない、という有名な非対称。medium(媒体)としての TV は無冠詞、装置としての the television は the です。入試の定番ひっかけです。

ルールまとめ:3秒で決める冠詞フロー

冠詞の選択は、次の質問を順番に自分に投げるだけで決まります。速さが大事なので、フローの形で覚えましょう。

  • 相手はどれか分かっている?(the sun、2回目の登場、最上級、共有物)→ the
  • 相手にとって初めて出てくる、数えられる一つ?(初登場、職業、率、感嘆文)→ a / an(次の語の「音」で選択)
  • 一般論の複数形・抽象名詞・食事・言語・スポーツ・ほとんどの固有名詞 → 冠詞なし
  • a / an の選択は綴りではなく最初の「音」:an hour / an honest person / a university / a European / a one-day trip

英文を書き終えたら、名詞を一つずつ指でなぞって「a? the? 無冠詞?」と判断してから送信する習慣をつけてください。冠詞のミスは、ルールを知らないことより、書いている途中で判断を飛ばすことで起こりがちです。

日本人に多い「つけ忘れ」と「つけすぎ」

日本人の冠詞ミスは、方向が2つに分かれます。どちらの傾向があるかを自分で把握すると、直すのが早くなります。

  • つけ忘れ系:職業(I am a nurse)、初登場の物(I bought a laptop)、率($20 an hour)
  • つけすぎ系:抽象名詞(Honesty is important / ×The honesty)、食事(have lunch)、一般論の複数(Dogs are loyal)
  • 音ルールの破綻:an hour(h 無発音)、a university / a European / a one-day trip(/j/・/w/ の音)
  • the が要る場面の見落とし:最上級(the best)、楽器(play the piano)、世界に一つ(the sun / the internet)

つけ忘れが多い人は「英語の単数可算名詞は裸では存在できない」という原則を、つけすぎが多い人は「一般論なら裸」という原則をまず叩き込みましょう。

なぜ日本人は冠詞が苦手なのか

原因はシンプルです。日本語には冠詞という品詞が存在しません。「本を買いました」はどの本か、何冊か、初めて出てきた本か、すでに話題に上った本か、まったく区別せずに成立します。日本語話者の頭には「その物が話し手と聞き手に知られているか(specificity)」と「数えられるか(countability)」を毎回タグ付けする仕組みが備わっていないのです。

だから冠詞は「知識不足」ではなく「判断の習慣」の問題です。ルールを知っていても、書いている最中に名詞を扱うたびに a / the / 無冠詞の判断をしない限り、ミスは減りません。逆に言えば、判断の手順さえ身につければ、知識を増やさなくてもミスは確実に減らせます。母語の感覚を「捨てる」のではなく、英語では名詞ごとに追加の判断が要ると認識することが出発点です。

自分のメールやエッセイを10文ほど抜き出し、すべての名詞に冠詞の判断マークを書き込んでみてください。ミスが「つけ忘れ」と「つけすぎ」のどちらに偏っているかがわかれば、見直すポイントを絞れます。

効果的な練習方法

冠詞は、たくさん読むことに加えて、名詞ごとに判断する回数を増やすことで身につきます。30問を何日かに分けて繰り返し、各問の解説を読むときは「なぜその冠詞なのか」を自分の言葉で一言で言い直してください。言い直せない問題だけを翌日やり直すと、効率よく復習できます。

次に自分の文章で仕上げましょう。PromGeeの無料英文法チェッカーに自分の英文を貼り付けると、冠詞のつけ忘れ・つけすぎを検出し、どのルールが適用されるかを説明してくれます。自分の書いた文の間違いは、どのドリルより記憶に残ります。

もっと練習する

よくある質問

a と an の使い分けのルールは?

次の単語の最初の「音」で決まります。母音の音で始まるなら an(an apple / an hour / an MBA)、子音の音なら a(a book / a university / a one-day trip)。綴りは関係ありません。hour の h は発音しないので an、university は「ユ」という音で始まるので a です。

a と the はどう使い分けますか?

a は「聞き手がどれか知らない物を一つ紹介する」とき、the は「話し手も聞き手もどれか分かっている」ときに使います。I bought a laptop. The laptop is fast. のように、初登場で a、2回目から the というのが基本の流れです。

冠詞をつけてはいけない場所はどこですか?

一般論の複数形(Dogs are loyal)、抽象名詞(Honesty matters)、食事(have breakfast)、言語名(English)、スポーツ(play tennis)、go to school のような「本来の目的」で使う施設、そして Japan などのほとんどの国名・人名です。

自分の英文の冠詞をその場でチェック

つけ忘れか、つけすぎか、自分では気づけないのが冠詞です。PromGeeの無料英文法チェッカーに文章を貼り付けると、名詞ごとの冠詞判断を解説してくれます。

無料で冠詞をチェックする
冠詞: a/an; the; no article

参考資料・出典

続きを読む:関連ガイド

このテーマを無料ツールで練習: 無料英語冠詞クイズ (A, An, The)