判断基準は「作り出すか、行うか」です。make は何か新しいもの・結果を生み出すニュアンス(make a mistake, make money, make a plan)、do は作業や行為を「こなす・実行する」ニュアンス(do homework, do the dishes, do one's best)です。ただし例外もあるので、最終的には「make + 名詞」「do + 名詞」のコロケーション(相性の良い組み合わせ)としてセットで覚えるのが確実です。
下の30問は、中学レベルの基本表現から入試・TOEIC頻出のビジネス表現まで3段階に分けています。各問には、なぜ make(または do)なのかを日本語で解説しているので、「する」一語で済ませてきた日本語話者がどこでつまずくのかを、間違えながら直せる仕組みです。全問即時採点、登録不要で何度でも解き直せます。
make vs do クイズ 30問
基礎(中学レベル)
標準(高校レベル)
応用(入試・TOEICレベル)
解答と解説クイズ後に開いて確認できます。
- 1. makemistakes(ミス)を「生み出す」結果なので make。make a mistake は超頻出コロケーションで、日本語の「ミスをする」に引っ張られて do mistakes としないようにしましょう。
- 2. do宿題は「やるべき作業」をこなすものなので do。make homework とは言いません。日本語なら「宿題を作る/する」との感覚のズレが出にくい、分かりやすい基本形です。
- 3. make友達は「作り出す・築き上げる」ものなので make。make friends は固定表現です。「友達をする」とは言わないので、日本語に対応する感覚が無く、丸ごと覚えるしかありません。
- 4. do「全力を出す」は do one's best。best という結果物を作るのではなく、努力という行為を「尽くす」イメージなので do です。make our best は日本人がよく作る誤りです。
- 5. makes料理は「何かを作り出す」創造的な行為なので make。make dinner / make lunch / make breakfast。一方、後片付けは do the dishes と do 側になる非対称がポイントです。
- 6. do皿洗いは「汚れを処理する・こなす」作業なので do。do the dishes / do the laundry(洗濯)は「家事の処理系」で do、料理系は make、という対比で覚えると整理しやすいです。
- 7. make電話をかけるのは make a phone call(make a call も同じ)。日本語の「電話する」の「する」から do a call としがちですが、電話・予約・依頼のように相手に向けて何かを発信する行為は make と組みます(make a reservation / make a request)。
- 8. doesヨガ・運動・スポーツの「型を行う」は do。do yoga / do exercise / do sports。日本語の「ヨガをする」の「する」に合わせやすいので、日本人にとって直感的に分かりやすい方の動詞です。
- 9. makeplan は「ゼロから作り出す成果物」なので make。make a plan / make plans / make a schedule と set で出ます。do a plan は誤りです。
- 10. do洗濯は「溜まった物を処理する」家事なので do。do the laundry / do the cleaning / do the shopping は「処理系の家事」で do、料理は make、と対比させましょう。
- 11. make決断は「選び出した結論を作る」ものなので make。make a decision / make a choice。日本語の「決断する」の「する」に引っ張られて do a decision としないこと。
- 12. do「頼みごとに応じる・恩恵を与える行為」なので do。do me a favor / do someone a favor は依頼の定型表現。make a favor とは言いません。
- 13. doesビジネスを「行う・展開する」活動なので do。do business with〜 はTOEICの頻出表現です。「取引を作る」という感覚から make business としがちですが、これは誤りです。
- 14. makingnoise(騒音)は「外に生み出す音」なので make。make noise / make a sound / make a speech。「騒ぎを起こす」のは結果物という発想です。
- 15. madeprogress(進歩)は「伸びた成果を作る」ので make。make progress は入試・TOEICの頻出コロケーションです。do progress は典型的な日本人の誤りなので要注意。
- 16. doingresearch は「調査という行為を遂行する」なので do。do research / do a survey / do an experiment。研究は「こなす作業」というイメージです。
- 17. mademoney は「生み出した結果」なので make。make money / make a profit(利益を出す)。「お金を稼ぐ」=「作り出す」という英語の発想がそのまま make に現れています。
- 18. doexperiment は「実験という行為を遂行する」ので do。do an experiment / do a test。実験結果が出れば make a discovery(発見をする)と make 側に切り替わります。
- 19. make「確認する」は make sure。sure という状態を「作り出す」イメージです。do sure は誤り。make sure (that)〜 はメールでも会話でも超頻出の表現です。
- 20. do買い物は「用事をこなす」行為なので do。do the shopping / go shopping。ただし個々の品物を「作り出す」場面は make 側:I made a cake yesterday. のような対比で押さえましょう。
- 21. make予約は「約束という取り決めを作る」ので make an appointment / make a reservation。TOEICの電話応対パートの頻出表現です。do an appointment は誤り。
- 22. diddamage は「被害を与える行為」なので do。do damage / do harm / do good(害・益をもたらす)は do 側。一方、被害の「大きさを生み出す」つもりで make damage とする誤りが日本人には多いです。
- 23. madespeech は「スピーチという作品を生み出す」ので make a speech。「〜を発表する」系の成果物(make a speech / make a suggestion / make a comment)は make に集約されます。
- 24. madeoffer(購入の申し出・オファー)は「提案を作る」ので make an offer。make an offer on〜(〜に買い付けを出す)は不動産・ビジネス英語の定番です。
- 25. doesdo more harm than good(害の方が多い)は do の固定表現。harm は「与える・及ぼす」行為の側にあるので do です。make harm とは言えないので、コロケーションで丸ごと覚えましょう。
- 26. make予約は make a reservation / make a booking。「取り決めを作る」イメージで make です。レストラン・ホテル・会議室と、TOEICや海外旅行の両方で高頻度です。
- 27. madesuggestion(提案)は make。「発言・提案・コメント」系は make a suggestion / make a point / make a comment と make で統一されています。
- 28. dopaperwork は「処理すべき書類業務」なので do。do the paperwork / do the accounts / do the filing と、事務の「処理系」は do に集まります。「書類を作る」感覚から make paperwork としがちです。
- 29. madepromise は「約束という取り決めを作る」ので make a promise / make a deal。keep a promise(約束を守る)とセットで覚えると、make と keep の対比まで押さえられます。
- 30. makearrangements(段取り・手配)は「整えて作るもの」なので make arrangements / make a plan。do arrangements は誤り。TOEICのパーティー・イベント準備の文脈でよく出ます。
ルールまとめ:「作り出す make、処理する do」
make と do の根本的な違いは、行為の「成果物」があるかどうかです。make は目に見える・形になる何かを生み出す動詞、do は作業・行為・義務を遂行する動詞です。まず大枠のイメージを掴み、そのあと例外はコロケーションとして丸ごと覚えます。
- make → 結果を作る:make a mistake / make money / make a plan / make a decision / make friends / make dinner / make a speech / make sure
- do → 行為を行う:do homework / do one's best / do the dishes / do the laundry / do research / do an experiment / do business / do yoga
- 提案・発言系は make:make a suggestion / make a comment / make an offer / make a promise
- 処理・こなす系は do:do the paperwork / do the shopping / do a favor(恩恵という行為)
「mistake や damage は悪いものなのに、なぜ make / do なのか」と考え込まないこと。make a mistake は「結果物」、do damage は「及ぼす行為」です。理屈で迷ったらコロケーション(相性)を優先してください。
日本人が特に間違えやすいコロケーション
日本語の「〜をする・〜する」が1語で済むため、make と do の取り違えは日本人学習者の最頻出エラーの一つです。特に次の組み合わせは本番でもよく出ます。
- × do a mistake / do a decision / do money → make a mistake / make a decision / make money
- × make homework / make research / make a favor → do homework / do research / do me a favor
- × do progress / do sure / do business deal → make progress / make sure / make a deal
- do damage・do harm・do good は do 側(「与える行為」)なのに make としがち
- 料理は make dinner、後片付けは do the dishes — 家事の中でも make と do に分かれる
「する」に相当する日本語を含む表現に出会ったら、その場で make か do かを確認する習慣をつけましょう。迷った表現は辞書の例文で組み合わせを確かめてください。
なぜ日本人は make と do を取り違えるのか
最大の原因は、日本語の「する」が make と do の両方の意味を1語でカバーしていることです。「宿題をする」は do homework、「ミスをする」は make a mistake、「予定を作る」ですら make plans。日本語では「する・作る」のどちらかで全て説明できてしまうため、英語話者が持っている「成果物を作る(make)/行為を遂行する(do)」という動詞の分類が、日本人の頭には存在しないのです。
さらに厄介なのは、日本語の訳が正解のヒントにならないことです。「ミスをする」は make a mistake(結果物を作る)、「恩恵を与える」は do someone a favor(行為を遂行する)、「被害を与える」は do damage。日本語ではすべて「する/与える」という同じ型なのに、英語では make と do が交互に現れます。つまりこの問題は文法ではなく語彙(コロケーション)の問題で、解決策は「名詞ごとに相性の動詞をセットで覚える」こと一択です。1つの名詞に対して「この名詞にはどちらが来るか」を30問ほど体験すれば、判断の反射ができます。
単語帳で動詞を単独で覚えるのをやめて、「make + 名詞」「do + 名詞」の2列のリストとして書き出してみてください。2列に分けて書くと、どちらの側に属するかを思い出しやすくなります。
効果的な練習方法
コロケーションは実際に何度も使うことで身につきます。1日10問ずつ3日で30問を一周し、間違えた問題は「なぜ make なのか/do なのか」を解説で確認してから、翌日その問題だけを再挑戦してください。解説で理由を確認してから解き直すと、組み合わせを理由とセットで覚えられます。
仕上げに自分の英文での確認が効果的です。PromGeeの無料英文法チェッカーにメールや報告書を貼り付けると、make と do の取り違えを検出し、正しいコロケーションを解説してくれます。自分の仕事の文章で直った1つは、ドリル30問より記憶に残ります。
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よくある質問
make と do の違いをシンプルに説明すると?
make は何か新しいもの・結果を作り出す動詞(make a mistake, make money, make a plan)、do は作業や行為を遂行・処理する動詞(do homework, do the dishes, do one's best)です。迷ったら「結果物を作るか、行為をこなすか」で判断してください。
make a mistake はどうして do じゃないのですか?
mistake は「作ってしまった結果物」として扱われるため make です。make money / make progress / make a decision と同じ「結果を作る」グループに属します。日本語の「ミスをする」に引っ張られないで、make a mistake をそのまま丸ごと覚えてください。
do と make の頻出コロケーションを教えてください
make 側:make a mistake / make money / make a plan / make a decision / make friends / make sure / make a reservation / make progress。do 側:do homework / do one's best / do the dishes / do research / do an experiment / do business / do a favor / do damage。この16個をセットで押さえれば日常・ビジネスの大部分をカバーできます。
自分の英文で make / do を確認
コロケーションは自分の文章で間違えて初めて身につきます。PromGeeの無料英文法チェッカーにメールや報告書を貼り付けると、make と do の取り違えを解説してくれます。
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