英文法ドリル2026年9月21日10分で読める

丁寧な依頼・クッション表現 練習問題25問(即時採点つき)

mind が見えたら Would + -ing、could の後ろは原形、if 節は倒置しない you could——依頼の丁寧さはこの3つの判定で組み上がります。日本語のクッション言葉と同じで、英語も本題の前にワンクッション置くのが定型。下の25問で、Can you がぶっきらぼうに聞こえる理由ごと日本語解説つきで練習します。

著者: Raheel Ashraf

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丁寧な依頼の作り方は2段階の判定です。まず「誰がその動作をするか」を確認します。相手にやってもらうなら Could you +動詞の原形、自分させてもらうなら Could I / May I。もう一段は「どの型を選ぶか」の確認で、Would you mind なら後ろは必ず -ing(Would you mind closing〜)、I was wondering if なら節は倒置せず if you could help のままです。そして日本語話者向けに一番大事なのは、本題の前にワンクッション置く構造です。「お忙しいところ恐れ入りますが」に相当する Sorry to bother you, but〜 が英語にもそのまま存在します。

下の25問は、依頼の基本の型(基礎7問)、Would you mind if I〜ed や Do you mind の Yes / No 反転を含むクッション表現(応用10問)、ビジネスメールの定型(実践8問)の3段階です。各問は即時採点で、解説には「なぜその形になるか」と、「これ取って」に「ください」を足さないまま Can you give me へ直行してしまう日本語転移の理由を毎回日本語で書いています。

文法的には両方成立しますが、温度が違います。Can you は「できる?」という能力の質問が本分で、親しい間柄以外ではぶっきらぼうな指示に聞こえることがあります。Could you は一歩引いた仮定的な形で、依頼の標準的な丁寧表現です。Please を添える、I was wondering if で間接にする、の二段階でさらに柔らかくなります。

丁寧な依頼・クッション表現 クイズ 25問

基礎(依頼の型)
Q1.___ you mind carrying this box for me?
Q2.Could you ___ the door, please?
Q3.___ I borrow your pen for a moment?
Q4.「窓を閉めてもらえますか?」を、依頼として最も自然な英語に選べばどれ?
Q5.Would you mind ___ the music down a little?
Q6.I ___ like some water, please.
Q7.Do you think you could ___ me with this bag?
応用(クッション表現)
Q1.正しい英文はどれ?
Q2.Would it be possible ___ the deadline by Friday?
Q3.I'd ___ it if you could send me the file.
Q4.___ you like some coffee?
Q5.I'd like to ask you a ___.
Q6.Sorry ___ bother you, but do you have a minute?
Q7.Would you mind if I ___ the window?
Q8.「Do you mind if I use your phone?」に「どうぞ、構いませんよ」と答える英語はどれ?
Q9.Could you ___ me know when the meeting starts?
Q10.I was wondering ___ you'd be free next Tuesday.
実践(ビジネス場面)
Q1.「スケジュールを確認していただけますか」をメール本文で書く最も自然な定型はどれ?
Q2.I'd appreciate ___ confirmation by Friday.
Q3.Sorry for the short notice, but ___ you be able to join the call at 3?
Q4.I need to have this document ___ before the meeting.
Q5.電話で相手の声が聞き取れなかったときの、最も適切なお願いはどれ?
Q6.「折り返しご連絡いただけますと幸いです」に対応する、メールの締めの正しい定型はどれ?
Q7.カウンターで名前とメールアドレスを尋ねる、英語として自然な表現はどれ?
Q8.___ I trouble you with one more question?

ルールまとめ:依頼の柔らかさの2段階

丁寧な依頼は「型」と「クッション」の二段階で決まります。下の判定順序を順番に確認すれば、25問は全問解けます。

相手にやってもらう → Could you +原形(Can you より一段柔らかい)
最上位の配慮 → Would you mind + -ing(mind が見えたら -ing 一択)
自分させてもらう → Could I / May I +原形(May I が最もフォーマル)
二段引く → I was wondering if you could+原形(if 節は平叙語順のまま、倒置しない)
助かります構文 → I'd appreciate it if〜(it を落とさない)/ I'd appreciate + your +名詞
勧める/お願い切り出し → Would you like〜?/ I'd like to ask you a favor
採点で落ちやすいのは「助動詞の後ろの形」(could +原形、mind + -ing、look forward to + -ing)と「if 節の語順」です。柔らかい表現ほど、後ろに来る動詞の形が厳密に決まります。

最大のつまずき点:「クッション言葉」は英語にもある

日本語では依頼の前に「お忙しいところ恐れ入りますが」「お手数ですが」「急なお願いで恐縮ですが」を置きますね。これがクッション言葉です。英語にもまったく同じ構造があり、Sorry to bother you, but〜 / Sorry for the short notice, but〜 / I'd hate to ask, but〜 が対応します。クッションを置かない英語の依頼は、日本語で「それ、取って」だけ言う感覚に近いです。

問題は、Can you give me〜? の類です。Can はもともと「できる?」の能力動詞なので、知らない人に対して使うと「実行可能かどうかの照会」、または遠慮のない指示に聞こえます。日本語の「これ取って」は「取れる?」とは聞かないので、このズレ自体に気づきにくい。Could / Would の一歩引いた形と前置クッションをセットにする習慣を作りましょう。

お忙しいところ恐れ入りますが → Sorry to bother you, but〜(to+原形)
急なお願いで恐縮ですが → Sorry for the short notice, but〜
ちょっとお願いがあるのですが → I'd like to ask you a favor
〜していただけますと幸いです → I'd appreciate it if you could〜
ご確認のほどよろしくお願いいたします → Please confirm〜 / I look forward to hearing from you
英文メールで依頼を書くときは、まず日本語でクッション言葉を1つ置いてから英語化する練習をすると、柔らかい英文が一気に書けるようになります。

なぜ日本人は依頼がぶっきらぼうに聞こえるのか

原因は日本語の依頼が「動詞の活用」だけで作られることです。「閉めて」「閉めてくれる」「閉めてもらえますか」はどれも close という訳語を積み増さないまま温度差だけを作ります。英語は逆に、助動詞(can / could / would)、動詞の形(原形 / -ing)、間接疑問(I was wondering if)という語と型の積み上げで柔らかさを作ります。日本語話者が Can you close it? で止まってしまうのも、「ください」に相当する語がないのでこれ以上柔らかくする道具を知らないからではなく、積み増しの型を練習していないからです。

もう一つの原因は Yes / No の反転です。Do you mind〜? は「気にする?」を問うているので、「はい、どうぞ」が No, not at all. になります。この反転は知識だけでは直らず、採点付きドリルで10回間違えてようやく反射になります。Would you like〜? に Do you like〜? と応答・選択してしまうのも「好きですか?」の直訳反射です。このページの25問には、こうした反射の矯正ポイントを全部解説に書き込んであります。

依頼の英文を書いた後は「助動詞+to+原形のような主語・動詞の余分な組み合わせがないか(could you to の類)」「mind / look forward to の後ろが -ing か」の2点だけ自己チェックする習慣をつけてください。

効果的な練習方法

1日に9問ずつ3日で25問を一周します。解説では「どの型(could / would mind / if 間接疑問)を使っている文か」を必ず自分の言葉で確認してください。翌日に間違えた問題だけを再挑戦すれば、型の識別の正答率が9割近くまで上がります。

仕上げは自分のメール文面での確認です。PromGeeの無料英文法チェッカーに依頼の英文を貼り付けると、Could you to〜 や I'd appreciate if(it 抜け)のような型崩れを検出し、ルールを日本語で解説してくれます。ビジネス英語の丁寧表現ガイドをあわせて読むと、クッション言葉の引き出しがさらに増えます。

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よくある質問

Can you〜と Could you〜は何が違いますか?

文法的には両方成立しますが、温度が違います。Can you は「できる?」という能力の質問が本分で、親しい間柄以外ではぶっきらぼうな指示に聞こえることがあります。Could you は一歩引いた仮定的な形で、依頼の標準的な丁寧表現です。Please を添える、I was wondering if で間接にする、の二段階でさらに柔らかくなります。

Would you mind の返事はなぜ No になるのですか?

mind は「気にする・いやがる」という動詞なので、Would you mind〜? は「嫌じゃありませんか?」と聞いています。「どうぞ、気になりません」と答えるには No, not at all.(いいえ、全然気にしません)を使い、Yes と言うと「そう、嫌です」で拒否になります。

ビジネスメールで一番丁寧な依頼はどれですか?

定番は I was wondering if you could〜(if 節は倒置しない)と I'd appreciate it if you could〜の二つで、Would you mind+-ing も非常に頻出します。さらに丁寧さを足す場合は、Sorry for the short notice, but〜のような前置クッションを組み合わせます。型を並べるより、クッション+一歩引いた助動詞の二段構えが原則です。

自分の依頼文をその場で確認

丁寧さの型崩れは自分では気づきにくいもの。PromGeeの無料英文法チェッカーに英文を貼り付けると、Could you to〜 や mind の後ろの形のような依頼のミスを日本語で解説してくれます。

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参考資料・出典

本ガイドは定評のある英文法リソースに基づいています。さらに学びたい方は以下の参考資料をご覧ください。