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英文法ドリル

丁寧な依頼・クッション表現 練習問題25問(即時採点つき)

mind が見えたら Would + -ing、could の後ろは原形、if 節は倒置しない you could——依頼の丁寧さはこの3つの判定で組み上がります。日本語のクッション言葉と同じで、英語も本題の前にワンクッション置くのが定型。下の25問で、Can you がぶっきらぼうに聞こえる理由ごと日本語解説つきで練習します。

著者: Raheel Ashraf読了の目安:約20分

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丁寧な依頼の作り方は2段階の判定です。まず「誰がその動作をするか」を確認します。相手にやってもらうなら Could you +動詞の原形、自分がさせてもらうなら Could I / May I です。もう一段は「どの型を選ぶか」の確認で、Would you mind なら後ろは原則として -ing(Would you mind closing〜)、I was wondering if なら節は倒置せず if you could help のままです。日本語話者にとってなじみやすいのは、本題の前にワンクッション置く構造です。「お忙しいところ恐れ入りますが」に相当する Sorry to bother you, but〜 が英語にもそのまま存在します。

下の25問は、依頼の基本の型(基礎7問)、Would you mind if I〜ed や Do you mind の Yes / No 反転を含むクッション表現(応用10問)、ビジネスメールの定型(実践8問)の3段階です。各問は即時採点で、解説には「なぜその形になるか」に加えて、日本語の「〜してもらえますか」をそのまま Can you〜? に置き換えてしまうなど、日本語から来るミスの理由も書いています。

丁寧な依頼・クッション表現 クイズ 25問

問題は全25問から10問ずつ出題されます。1回分を終えると続きに進めます。すべての問題と解答は下にも載っています。

1 / 10

基礎(依頼の型)

___ you mind carrying this box for me?

全問題・解答・解説クイズ後に開いて確認できます。
  1. 1. ___ you mind carrying this box for me?

    • Can
    • Would
    • Could

    正解: Would · mind(気にする・いやがる)が入っている時点で、決まり切った型は Would you mind + -ing です。「この箱、運ぶの嫌じゃないですか?」=最上位クラスの丁寧依頼。Can / Could mind は「できる・気になる」が噛み合わず、依頼の型としては不自然です。carry が -ing 形(carrying)になっているのも、mind の直後に必要な形です。

  2. 2. Could you ___ the door, please?

    • open
    • to open
    • opening

    正解: open · could は助動詞なので、後ろは動詞の原形を直接置きます。日本語の「ドアを開けて(ください)」の「〜して」を to に移しかえたくなって to open を選ぶのが定番の転移ミスですが、「〜して」の「て」に対応する語は英語には不要です。

  3. 3. ___ I borrow your pen for a moment?

    • Would
    • Could
    • Should

    正解: Could · 自分の行為の許可を求めるのは Can I / Could I / May I の型です。Would I borrow は文法崩れ、Should I は「借りるべきだと思う?」という助言の質問になり、依頼ではなくなります。Would は基本的に相手の意思を問う語、とセットで覚えましょう。

  4. 4. 「窓を閉めてもらえますか?」を、依頼として最も自然な英語に選べばどれ?

    • Can you close the window?
    • Could you close the window, please?
    • Do you close the window?

    正解: Could you close the window, please? · Can you close the window? も依頼として通じますし、家族や同僚同士なら普通に使われます。ただ、あまり親しくない相手には少し直接的に響くことがあります。日本語の「閉めてもらえますか」を「もらえる=can」と一対一で覚えていると Can you で止まりがちですが、相手を選ばずに使えるのは Could you ... please? の形です。Do you close は「普段、窓を閉めますか」という習慣の質問になります。

  5. 5. Would you mind ___ the music down a little?

    • to turn
    • turn
    • turning

    正解: turning · Would you mind の後ろは動名詞(-ing)に決まっています。「少し音量落としてくれる?」。to turn を選ぶのは「〜して」を to に置き換える日本語転移で、mind は to+原形を取れない動詞です。この「mind + -ing」はテストにも実戦にも超頻出です。

  6. 6. I ___ like some water, please.

    • would
    • will
    • am

    正解: would · I would like(I'd like)=「ください」の丁寧な型です。I will like だと「将来それは好きになるだろう」という予言に聞こえます。am を入れると I am like で「私は〜みたいな感じ」という比喩の構文に読まれてしまいます。will → would の一歩引いた時制が丁寧さの正体です。

  7. 7. Do you think you could ___ me with this bag?

    • help
    • to help
    • helping

    正解: help · could の後ろは原形(第2問と同じルール)。Do you think を前置することで「急に頼まず、まず相手の見立てを聞く」一段のクッションが入り、より柔らかい依頼になります。英語の依頼が長くなるのは、動詞を増やすためではなくこうして一段間接にするためです。

  8. 8. 正しい英文はどれ?

    • I was wondering if could you help me.
    • I was wondering if you could help me.
    • I was wondering if you could to help me.

    正解: I was wondering if you could help me. · I was wondering if〜 は「if で始まる間接疑問」なので、節の中の語順は平叙文のまま(you could)で倒置しません。疑問文の could you を引きずるのが典型的なミスです。さらに could の後ろは原形なので to help も不可。「不思議に思っていた」ではなく「依頼しています」という意味の最頻出クッション定型です。

  9. 9. Would it be possible ___ the deadline by Friday?

    • to extend
    • for extend
    • extend

    正解: to extend · It is possible to+原形の疑問形が Would it be possible to〜?(もし可能であれば)。「金曜までに締め切りを延ばす」です。for を入れたくなるのは「あなたのための」を重ねる気持ちからですが、for が必要なら for you to extend の形で、you を挟まなければなりません。

  10. 10. I'd ___ it if you could send me the file.

    • appreciate
    • thank
    • expect

    正解: appreciate · I'd appreciate it if〜=「〜してもらえたら助かります」の定型で、it は後ろの if 節を指す形式目的語です。この it を落として I'd appreciate if〜 とするのが日本人の定番ミス。thank は人を取る動詞(Thank you for your help)なので thank it if は作れず、expect だと「期待する」で依頼ではなく要求に聞こえます。

  11. 11. ___ you like some coffee?

    • Would
    • Do
    • Are

    正解: Would · Would you like〜?=「いかがですか、どうぞ」の勧めの定型です。Do you like〜? は「コーヒー好き?」という好みの質問になり、カフェで店員に聞かれていると不自然になります。日本語の「どうですか?」が「好きですか?」と同じ語感で使えるため、Do を選びがちなのがこの問題の罠です。

  12. 12. I'd like to ask you a ___.

    • favor
    • help
    • advice

    正解: favor · 「ちょっとお願いがあるのですが」の「お願い」は ask a favor の決まり文句です。help や advice は「助け・助言」という内容語なので、ask you a help とは言いません(「助けて」なら help me を使います)。名詞と動詞の結びつき(連語)は翻訳では決まらない、と覚えておいてください。

  13. 13. Sorry ___ bother you, but do you have a minute?

    • to
    • for
    • of

    正解: to · sorry to+原形は「これからすること」に恐縮する表現=「お忙しいところ恐れ入りますが」の前置クッション。sorry for+動名詞/名詞は「すでに起きたこと」を詫びる表現(sorry for being late「遅れてすみません」)です。これから聞こうとしているので to +原形が正解です。

  14. 14. Would you mind if I ___ the window?

    • open
    • opened
    • to open

    正解: opened · Would you mind if〜の節は過去形で「現実から一歩引いた」仮定を作り、婉曲を表します。「窓を開けても嫌じゃありませんか」。Would you mind + -ing(第5問)と、Would you mind if +過去形の二つの型があることに注意。if の後を現在形にしたくなるのは、「もし〜なら=現在形」の日本語から来る直感です(なお、会話では if 節を現在形にする言い方も広く使われます。opened のほうがより丁寧で、試験では過去形が標準です)。

  15. 15. 「Do you mind if I use your phone?」に「どうぞ、構いませんよ」と答える英語はどれ?

    • Yes, of course.
    • No, not at all.
    • Yes, go ahead.

    正解: No, not at all. · mind は「気にする・いやだ」を問う動詞なので、許可する返事は No(いいえ、気になりません)。Yes と言ってしまうと「そう、嫌です」=拒否になります。「はい、どうぞ」の「はい」が Yes に直結する日本語反射との最大級のズレで、実践で一番トラブルになりやすいポイントです。

  16. 16. Could you ___ me know when the meeting starts?

    • let
    • make
    • give

    正解: let · let someone know=「知らせる」の決まり文句で、「知らせて」の依頼ではほぼこの型です。make me know は英語として不自然で、give me know は give の後ろに動詞の原形 know を置いてしまっているため成り立ちません。日本語の使役「知らせる」から make(〜させる)を連想するのがこのミスの由来です。

  17. 17. I was wondering ___ you'd be free next Tuesday.

    • if
    • that
    • what

    正解: if · I was wondering の後ろには「〜かどうか」という if / whether 節が続きます。「火曜あいていますか」。that だと「あなたが空いているということを不思議に思っていた」になって依頼にならず、what は節の中で役割を持つ疑問語なのでここには入りません。

  18. 18. 「スケジュールを確認していただけますか」をメール本文で書く最も自然な定型はどれ?

    • Could you please confirm the schedule?
    • Please to confirm the schedule.
    • Would you mind to confirm the schedule?

    正解: Could you please confirm the schedule? · Could you please+原形がメール依頼の標準です。Please の後ろには動詞を直接置きます(Please to confirm は不可)。Would you mind 構文自体は丁寧ですが、mind の直後は動名詞が必要なので confirming でなければなりません(第5問と同じルール)。

  19. 19. I'd appreciate ___ confirmation by Friday.

    • your
    • you
    • yours

    正解: your · appreciate の直後には名詞(confirmation)が来ます。「あなたの確認」なので所有格 your。you confirmation は「あなた+確認」と名詞が二つ並び、yours はそれ単体で「あなたのもの」を指す代名詞なので名詞を従えられません。I'd appreciate it if 構文(第10問)と並べて覚えるべきビジネス頻出形です。

  20. 20. Sorry for the short notice, but ___ you be able to join the call at 3?

    • would
    • will
    • do

    正解: would · will be able to(未来の能力予測)を would be able to と一歩引いた形にすると、突然の依頼のクッションになります。will だと「本当に3時に空きがある?」という事実確認に近く、依頼の柔らかさが落ちます。日本語の「急なお願いで恐縮ですが」に相当する Sorry for the short notice とのペアで覚えましょう。

  21. 21. I need to have this document ___ before the meeting.

    • printed
    • print
    • printing

    正解: printed · have+目的語+過去分詞は「〜(人に)してもらう・〜の処置をする」の型(have something done)。「書類は印刷される側」なので printed。日本語の「印刷してもらえますか」が動作の主体(相手)を想像させるため、print を選びやすいのが転移の罠です。

  22. 22. 電話で相手の声が聞き取れなかったときの、最も適切なお願いはどれ?

    • I'm sorry, could you say that again, please?
    • Sorry, say it again.
    • Can you to repeat that?

    正解: I'm sorry, could you say that again, please? · say it again だけだと please の無い命令に近く、電話ではきつく響きます。I'm sorry + Could you〜, please? が標準形。Can you to repeat は助動詞の後ろに to を置けないので文法崩れです。日本語の「ごめんなさい、もう一回言ってもらえますか」がそのままこの構造に対応します。

  23. 23. 「折り返しご連絡いただけますと幸いです」に対応する、メールの締めの正しい定型はどれ?

    • I look forward to hearing from you.
    • I look forward to hear from you.
    • I am looking forward hear from you.

    正解: I look forward to hearing from you. · look forward to の to は前置詞なので、後ろは動名詞(hearing)を取ります。「to=不定詞の目印」という先入観が最大の敵で、to hear としたくなるミスがとても起こりやすい箇所です。hear from someone=「(人から)連絡を受ける」も大事な連語です。

  24. 24. カウンターで名前とメールアドレスを尋ねる、英語として自然な表現はどれ?

    • Can I get your name and email address?
    • Give me your name and email.
    • I want your name and email.

    正解: Can I get your name and email address? · Can I get〜 はカウンター・受付で使われる決まり文句の依頼で、この場面では礼儀正しい標準英語です。Give me / I want は文法的には正しいのに、実戦では「よこせ」に近く避けられます。日本語の「ください」は主語も動詞の形も無いので、英語の give / want がそのまま同じ温度で出てこないように注意が必要です。

  25. 25. ___ I trouble you with one more question?

    • May
    • Would
    • Do

    正解: May · May I+動詞は許可を求める最もフォーマルな型で、面接や社外との会議で使えます。trouble you が「お手数をおかけしますが」のクッションです。Would I trouble は文法崩れ、Do I trouble は事実の質問になって依頼になりません。Can I(カジュアル)→ Could I(標準)→ May I(最丁寧)の3段を整理しておきましょう。

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ルールまとめ:依頼の柔らかさの2段階

丁寧な依頼は「型」と「クッション」の二段階で決まります。下の判定順序を順番に確認すれば、25問は全問解けます。

  • 相手にやってもらう → Could you +原形(Can you より一段柔らかい)
  • 最上位の配慮 → Would you mind + -ing(mind の直後は -ing。Would you mind if I +過去形も可)
  • 自分がさせてもらう → Could I / May I +原形(May I が最もフォーマル)
  • 二段引く → I was wondering if you could+原形(if 節は平叙語順のまま、倒置しない)
  • 助かります構文 → I'd appreciate it if〜(it を落とさない)/ I'd appreciate + your +名詞
  • 勧める/お願い切り出し → Would you like〜?/ I'd like to ask you a favor

採点で落ちやすいのは「助動詞の後ろの形」(could +原形、mind + -ing、look forward to + -ing)と「if 節の語順」です。柔らかい表現ほど、後ろに来る動詞の形が厳密に決まります。

最大のつまずき点:「クッション言葉」は英語にもある

日本語では依頼の前に「お忙しいところ恐れ入りますが」「お手数ですが」「急なお願いで恐縮ですが」を置きますね。これがクッション言葉です。英語にもまったく同じ構造があり、Sorry to bother you, but〜 / Sorry for the short notice, but〜 / I'd hate to ask, but〜 が対応します。クッションを置かない英語の依頼は、日本語で「それ、取って」だけ言う感覚に近いです。

問題は、Can you give me〜? の類です。Can はもともと「できる?」の能力動詞なので、知らない人に対して使うと「実行可能かどうかの照会」、または遠慮のない指示に聞こえます。日本語の「これ取って」は「取れる?」とは聞かないので、このズレ自体に気づきにくい。Could / Would の一歩引いた形と前置クッションをセットにする習慣を作りましょう。

  • お忙しいところ恐れ入りますが → Sorry to bother you, but〜(to+原形)
  • 急なお願いで恐縮ですが → Sorry for the short notice, but〜
  • ちょっとお願いがあるのですが → I'd like to ask you a favor
  • 〜していただけますと幸いです → I'd appreciate it if you could〜
  • ご確認のほどよろしくお願いいたします → Please confirm〜 / I look forward to hearing from you

英文メールで依頼を書くときは、まず日本語でクッション言葉を1つ置いてから英語化する練習をすると、柔らかい英文が一気に書けるようになります。

なぜ日本人は依頼がぶっきらぼうに聞こえるのか

日本語では「閉めて」「閉めてくれる?」「閉めていただけますか」のように、文末の形を変えるだけで丁寧さを細かく調整できます。英語では、助動詞(can → could / would)、型(Would you mind -ing / I was wondering if)、前置きの一言(Sorry to bother you, but)を組み合わせて丁寧さを作ります。日本語話者が Can you close it? で止まりやすいのは、「〜してもらえますか=Can you」と一対一で覚えていて、ほかの型に言い換える練習をする機会が少ないためです。

もう一つの原因は Yes / No の反転です。Do you mind〜? は「気にする?」を問うているので、「はい、どうぞ」が No, not at all. になります。この反転は知識として知っていても、会話の中ではとっさに Yes と言ってしまいがちなので、繰り返し解いて慣れておく必要があります。Would you like〜? に Do you like〜? と応答・選択してしまうのも「好きですか?」の直訳反射です。こうした点は、該当する問題の解説で一つずつ取り上げています。

依頼の英文を書いた後は「助動詞+to+原形のような主語・動詞の余分な組み合わせがないか(could you to の類)」「mind / look forward to の後ろが -ing か」の2点だけ自己チェックする習慣をつけてください。

効果的な練習方法

1日に9問ずつ3日で25問を一周します。解説では「どの型(could / would mind / if 間接疑問)を使っている文か」を必ず自分の言葉で確認してください。翌日は間違えた問題だけを解き直してください。

仕上げは自分のメール文面での確認です。PromGeeの無料英文法チェッカーに依頼の英文を貼り付けると、Could you to〜 や I'd appreciate if(it 抜け)のような型崩れを検出し、ルールを解説してくれます。ビジネス英語の丁寧表現ガイドをあわせて読むと、クッション言葉の引き出しがさらに増えます。

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よくある質問

Can you〜と Could you〜は何が違いますか?

文法的には両方成立しますが、温度が違います。Can you は「できる?」という能力の質問が本分で、親しい間柄以外ではぶっきらぼうな指示に聞こえることがあります。Could you は一歩引いた仮定的な形で、依頼の標準的な丁寧表現です。Please を添える、I was wondering if で間接にする、の二段階でさらに柔らかくなります。

Would you mind の返事はなぜ No になるのですか?

mind は「気にする・いやがる」という動詞なので、Would you mind〜? は「嫌じゃありませんか?」と聞いています。「どうぞ、気になりません」と答えるには No, not at all.(いいえ、全然気にしません)を使い、Yes と言うと「そう、嫌です」で拒否になります。

ビジネスメールで一番丁寧な依頼はどれですか?

定番は I was wondering if you could〜(if 節は倒置しない)と I'd appreciate it if you could〜の二つで、Would you mind+-ing も非常に頻出します。さらに丁寧さを足す場合は、Sorry for the short notice, but〜のような前置クッションを組み合わせます。型を並べるより、クッション+一歩引いた助動詞の二段構えが原則です。

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参考資料・出典

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