分詞構文とは、When / Because などの接続詞と主語を省き、動詞を分詞(-ing または過去分詞)にして文を短くする形です。When I opened the window, I saw a bird. は Opening the window, I saw a bird. になり、文脈によって「時・理由・付帯状況・条件・譲歩」のいずれかの意味を表します。
作り方は3ステップです。①接続詞を消す、②主節と同じ主語を消す、③動詞を -ing にする(受動なら過去分詞、主節より前の出来事なら Having + 過去分詞)。最大の注意点は、消した主語が主節の主語と同じでなければならないことです。下の30問は高校レベルから難関入試・TOEICレベルまで3段階で、すべて即時採点・日本語解説つきです。
分詞構文 クイズ 30問
基礎(高校レベル)
標準(入試レベル)
応用(難関入試・TOEICレベル)
解答と解説クイズ後に開いて確認できます。
- 1. OpeningWhen I opened the window から接続詞 When と主語 I を消し、opened を現在分詞 Opening にします。主語の I が自分で窓を開けた(能動)ので -ing。Opened は「開けられて」という受動になってしまいます。
- 2. Walking接続詞 When と主語 I を消し、過去形 walked を現在分詞 Walking にします。分詞構文では時制は主節(met)で示されるので、過去の話でも -ing のままで構いません。
- 3. Seen主節の主語は the island。島は「見られる」側なので受動の過去分詞 Seen を使います(When it was seen from the plane の When it was を省略)。Seeing にすると島が何かを見ていることになります。
- 4. BeingBecause I was tired の Because と I を消し、was を Being にします。Being は省略して Tired, I went to bed early. とも言えます。Been 単独では分詞構文になりません。
- 5. Not knowing分詞構文の否定は Not(または Never)を分詞の直前に置きます。Knowing not は古い言い方で現代英語では使いません。Don't は動詞の前にしか置けないので Don't knowing は誤りです。
- 6. singing「〜しながら」という付帯状況の分詞構文。主語の彼が自分で歌っているので現在分詞 singing。付帯状況は主節の後ろにコンマで続けることが多く、日本語の「〜しながら」に当たります。
- 7. Written主語の this book は「書かれた」側なので過去分詞 Written。元の文は Because it is written in simple English で、Being written の Being が省略された形です。
- 8. Having finished宿題を終えたのは遊びに出かけるより前なので、完了分詞 Having + 過去分詞。Have / Had finished は主語がないと文として成立せず、分詞構文にもなりません。
- 9. 左に曲がると(条件)主節が you will find(見つかるでしょう)という未来なので、If you turn to the left の条件の意味です。分詞構文の意味は形では決まらず、主節との関係から判断します。
- 10. Living理由の接続詞 As と主語 he を消し、lives を現在分詞 Living にします。Lived にすると受動の意味になり、Lives は動詞なので主語なしでは使えません。
- 11. HavingBecause I had nothing to do の Because と I を消し、had を現在分詞 Having にします。ここでの Having は完了形ではなく「持っている」の意味の have が -ing になったものです。
- 12. Built建物は「建てられた」側なので過去分詞 Built(Having been built の Having been が省略された形)。Having built だと建物が何かを建てたという能動の意味になってしまいます。
- 13. being分詞の主語(It)と主節の主語(we)が違うので、主語を残したまま分詞にする独立分詞構文です。It is fine, we went… はコンマで2つの文をつないだだけなので誤りになります。
- 14. permittingWeather permitting は「天気が許せば」という独立分詞構文の慣用表現です。天気が自分で「許す」ので能動の -ing。If the weather permits と同じ意味で、案内文でもよく使われます。
- 15. JudgingJudging from 〜(〜から判断すると)は主語の一致を気にせず使える慣用的な分詞構文です。Generally speaking、Considering 〜 などと一緒にセットで覚えておきましょう。
- 16. GenerallyGenerally speaking は「一般的に言えば」という慣用表現。speaking を修飾するので副詞 Generally を使います。Frankly speaking(率直に言えば)、Strictly speaking(厳密に言えば)も同じ形です。
- 17. Never having been空港での出来事より前の経験なので完了分詞 having been、否定の never は分詞の前に置きます(Having never been も使われます)。Having never be は過去分詞になっていないので誤りです。
- 18. being分詞の主語 The bus と主節の主語 we が違うので、The bus を残した独立分詞構文 The bus being late。The bus was late, we missed… は接続詞なしで2文をつないでいるので誤りです。
- 19. Walking in the park, I was bitten by a dog.分詞構文の消えた主語は主節の主語と同じです。1つ目は「公園を歩いていた犬が私をかんだ」と読めてしまう懸垂分詞(dangling participle)。歩いていたのは私なので、主節の主語を I にします。
- 20. Surprised赤ちゃんは物音に「驚かされた」側なので過去分詞 Surprised(Being surprised の Being を省略)。by the noise が受動のヒントです。Surprising だと赤ちゃんが何かを驚かせたことになります。
- 21. having received会議のことを知らなかった時点より前に受け取っていなかったので完了分詞 having received。Not は分詞の前に置きます。received だけだと受動の意味になり、have received は主語がないので使えません。
- 22. Written主語の the letter は「書かれた」側なので過去分詞 Written。Having written にすると手紙が何かを書いたことになります。受動の分詞構文では Being / Having been が省略されるのが普通です。
- 23. consideredAll things considered は「すべてのことが考慮されると」という独立分詞構文の慣用表現。things は「考慮される」側なので過去分詞です。Considering everything と言い換えることもできます。
- 24. closedwith + 名詞 + 分詞で付帯状況「〜を…した状態で」。目は「閉じられた」状態なので過去分詞 closed。with his eyes closing だと「目が閉じつつある」という意味になります。
- 25. runningエンジンが自分で「動いている」状態なので現在分詞 running。with + 名詞 + 分詞は、名詞とその分詞の関係が能動なら -ing、受動なら過去分詞で判断します。
- 26. KnowingBecause I knew that he was busy から Because と I を消して Knowing。主語の I が「知っている」能動なので -ing です。Known は「知られている」という受動の意味になります。
- 27. あなたの言うことを認めるとしても(譲歩)主節に still(それでも)があり、前半と反対の内容が続くので譲歩の意味です。Though I admit what you say と同じ。譲歩の分詞構文は頻度は低いものの、still や yet が手がかりになります。
- 28. StrictlyStrictly speaking は「厳密に言えば」という慣用的な分詞構文。speaking を修飾するので副詞 Strictly を使います。話し手の視点を示す表現なので、主語の一致は問題になりません。
- 29. Having finished lunch, he went back to work.主節(went)より前の出来事(had finished)なので完了分詞 Having finished。主語は主節と同じ he なので消します。Finished lunch は「昼食が終えられて」という受動に読めてしまいます。
- 30. When I arrived駅に着いたのは私、主節の主語は the train なので、Arriving にすると「電車が駅に着いたとき、電車はもう出ていた」という懸垂分詞になります。主語が違うときは接続詞と主語を残すのが安全です。
分詞構文の作り方(3ステップ)
分詞構文は、接続詞を使った文を短くした形です。When I opened the window, I saw a bird. を例にすると、次の3ステップで作れます。
- ①接続詞(When / Because / If / Though など)を消す
- ②主節と同じ主語(I)を消す。主語が違うときは残す(独立分詞構文)
- ③動詞を分詞にする:能動なら -ing(Opening)、受動なら過去分詞(Seen / Written)
- 主節より前の出来事なら Having + 過去分詞(Having finished)
- 否定は分詞の直前に Not / Never(Not knowing what to say)
分詞構文には時制がありません。過去の話でも -ing のままにし、時制は主節の動詞で示します。
分詞構文の5つの意味
分詞構文は接続詞を消しているので、意味は主節との関係から判断します。訳すときは自然な日本語になるものを選べば十分です。
- 時「〜するとき」:Opening the window, I saw a bird.
- 理由「〜なので」:Being tired, I went to bed early.
- 付帯状況「〜しながら・そして〜」:He came in, singing a song.
- 条件「〜すれば」:Turning to the left, you will find the post office.
- 譲歩「〜だけれども」:Admitting what you say, I still think you are wrong.
独立分詞構文と慣用表現
分詞の主語と主節の主語が違うときは、分詞の前に主語を残します(The bus being late, we missed the class.)。これが独立分詞構文です。また、話し手の視点を表す慣用表現は主語が一致しなくても使えます。
- Weather permitting(天気が許せば)/ All things considered(すべてを考慮すると)
- Generally speaking(一般的に言えば)/ Frankly speaking(率直に言えば)/ Strictly speaking(厳密に言えば)
- Judging from 〜(〜から判断すると)/ Considering 〜(〜を考慮すると)
- with + 名詞 + 分詞(付帯状況):with his eyes closed / with the engine running
なぜ日本人は分詞構文でつまずくのか
日本語の「〜して、〜」は主語が変わっても自由につなげます(「駅に着いたら、電車はもう出ていた」)。そのため英語でも Arriving at the station, the train had left. のように、分詞の主語と主節の主語がずれた懸垂分詞を書いてしまいがちです。
英作文では、分詞構文を書いたら「この分詞の意味上の主語は主節の主語と同じか」を必ず確認してください。違う場合は接続詞と主語を残した普通の文にするのが一番安全です。分詞構文は書き言葉で多く使われ、会話では接続詞を使った文の方が自然なことも多くあります。
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よくある質問
分詞構文の意味はどうやって見分けますか?
形だけでは決まらないので、主節との関係から判断します。主節が未来なら条件、結果を述べていれば理由、同時に起きていれば付帯状況、still など逆の内容が続けば譲歩、というように文脈で選びます。
Having + 過去分詞はいつ使いますか?
分詞構文の出来事が主節より前に起きたことをはっきり示したいときに使います。Having finished my homework, I went out.(宿題を終えてから出かけた)のように、順番が大事な文で使います。
分詞構文は会話でも使いますか?
Generally speaking や Judging from 〜 などの慣用表現、付帯状況の「〜しながら」は会話でも使われます。一方、理由や条件を表す分詞構文は主に書き言葉で、会話では because や if を使う方が自然です。
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